2022/05/27 18:17

皆さまこんにちは。結美ヘルスケアです!

乾燥が気になる季節になってまいりました。

 

本日は、風邪をひきやすい冬に積極的に摂っていただきたい「マヌカハニー」の驚くべき効果効能について、いくつかの科学論文をもとに、お話します。

 

蜂蜜は古くから抗菌薬として、また、傷の治療として使われてきました。

蜂蜜には、創傷組織の成長を促し、上皮化を促進し、傷跡を最小限に抑える効果があるとされています。[1]

従来の抗生物質による治療が効かなくなった場合でも、蜂蜜を塗布することで、感染した傷の治癒プロセスを促進するとされ、

さらに、火傷に蜂蜜を塗ると、傷口の面積が減少させ、さらなる壊死を防ぐことがわかっています。

 

特に、ニュージーランド産の【マヌカハニー】は、抗菌作用が強いとされています。

マヌカハニーは、マヌカの木から採取される単花性の蜂蜜で、生産当初は主に家畜のエサとして利用されていたそうですが、

マヌカハニーを与えられた家畜が病気になりにくく、健康状態がよいことが注目され、さまざまな研究が行われるようになりました。

そして、2008年の研究[2]により、マヌカハニーには強力な殺菌・消毒作用があることが判明したのです。

ハチミツの成分は主に花の種類によって異なり、季節や環境によっても成分や生物学的効果が異なります。

蜂蜜の抗酸化力は、蜂蜜の濃度だけでなく、色とも強く相関しており、濃い色の蜂蜜は実際に抗酸化力が高いことがわかっています。

 

複数のマヌカハニー製品の抗菌効果を調べると、NPA値15以上のマヌカハニーは、テストした他の蜂蜜(マヌカハニー以外の製品)と比べ、高い抗菌効果を示しました。[3]

NPAは「Non-Peroxide Activity」の略で、メチルグリオキサール(※MGO。病原菌やウイルスなどの増殖を抑制し、除去する働き)がどれだけ働いて抗菌効果を持っているかを示したものです。

数値はNPA5+、NPA10+、NPA15+、NPA20+などがあり、ニュージーランドではUMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)という呼称でも製品に使用されております。

(NPAとUMFの値は全く同じです)

メチルグリオキサールの殺菌作用は幅広く、一般的なブドウ球菌から、ピロリ菌、大腸菌やサルモネラ菌、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑制するといわれており、また、抗炎症作用もあるため、炎症部位に塗ると痛みや腫れを和らげる作用も期待できると考えられています。

簡単にご説明すると、皮膚が傷ついた時、【プロスタグランジン】という成分が生成されるのですが、このプロスタグランジンによって「痛み、熱、腫れ」などの炎症が生じます。

このプロスタグランジンは、免疫力を低下させることもわかっているため、プロスタグランジンの合成を阻害することが、傷の治癒には必要となります。

ある研究では、蜂蜜の成分がプロスタグランジン濃度を低下させることを発見しました。[1]

そのため、痛みや腫れを和らげることができるのですね。

 

また、一般的に、マヌカハニーの安全性は高く評価されています。

健康な人が摂取したところ、アレルギーに影響は見られなかったことがわかりました。[4]

また、腎疾患、糖尿病、神経変性疾患、心疾患などの重篤な疾患にも悪影響を及ぼさないことが確認されました。

マヌカハニーには、主成分以外にも、微量ながら多くの成分(ビタミンB1 、B2、B12、ビタミンC、ナイアシンなどのビタミン類や、カルシウムやリンといったミネラル、アミノ酸など)が含まれています。

抗菌作用や抗酸化作用など、多くの栄養学的、生物学的効果を発揮することができます。

傷口の治療に投与しやすく、従来の抗生物質に見られるような抗生物質耐性もありません。

 

【奇跡の自然治療薬】と呼んでも過言ではないマヌカハニーですが、唯一、熱には非常に弱いです。

ミツバチの巣の中の適温は33℃から37℃。37℃を超え高温になってしまったマヌカハニーは、栄養成分が分解されてしまう可能性があります。

弊社取扱いのMISマヌカハニーは、ニュージーランドから日本に運ばれる際、1時間ごとに温度湿度を計測・記録し、37℃以下を徹底的に保持しながら空輸されています。

なんと、ロット番号ごとにそのマヌカハニーの瓶がどの温度で移動してきたかの温度グラフまで、同封してあります。

MISマヌカハニーについては、以前のコラムもご覧ください。

 

マヌカハニーは注目度が高いため、偽装された商品も中にはあるようです。

国内に流通しているいくつかのマヌカハニーはUMF®表示の出来ない”普通のマヌカハニー”です。

UMF®マヌカハニーは収穫量全体の約10%~20%しか採取されていません。

ニュージーランドではハチミツ協会「UMFHA」を設立し、UMF®マヌカハニーを取り扱う企業をライセンス化しました。

協会から認定されたUMF®マヌカハニーには認定マークが与えられます。ご購入される時の指標として確認をしてみてください。

弊社取扱いのMISマヌカハニーは、UMF®マヌカハニー認定の、高品質な製品です。

 

乾燥、風邪、傷治療常備薬として、ご家庭にひとつ、置いておくと安心ですね。

 

MISマヌカハニー 250g

UMF10+/4,800円(税抜)

UMF15+/6,700円(税抜)

 

  • 参考文献
  1. Noori S. Al-Waili, Khelod Salom, and Ahmad A. Al-Ghamdi. (2011) “Honey for wound healing, ulcers, and burns; data supporting its use in clinical practice.” TheScientificWorldJOURNAL 11, 766–787
  2. Elvira Mavric, Silvia Wittmann, Gerold Barth and Thomas Henle.(2008) “Identification and quantification of methylglyoxal as the dominant antibacterial constituent of manuka (Leptospermum scoparium) honeys from New Zealand “ Mol. Nutr. Food Res. 483 52, 483 – 489
  3. P. R. Schmidlin, H. English, W. Duncan, G. N. Belibasakis, and T. Thurnheer.(2014)“Antibacterial potential of Manuka honey against three oral bacteria in vitro,” Swiss Dental Journal, vol. 124, no. 9, pp. 922–924,
  4. José M. Alvarez-Suarez, Massimiliano Gasparrini, Tamara Y. Forbes-Hernández, Luca Mazzoni and Francesca Giampieri (2014) “The composition and biological activity of honey: a focus on manuka honey. “Foods, 3, 420-432